わらべうた ーその5ー 餅っこ焼いて

 






もちっこやいて

とっくらきゃしてやいて

しょうゆつけて

たべたらうまかろう


もちっこやいて

とっくらきゃしてやいて

きなこをつけて

たべたらうまかろう


もちっこやいて

とっくらきゃしてやいて

のりをつけて

たべたらうまかろう

 

    このわらべうたには、いろいろな要素が入っています。

   まずひとつは、親子のふれあいを促すこと。時々触覚過敏がある子どもに会う

   ことがあります。抱っこが苦手、耳かきが苦手、自分からは触ってくるのに、手を

   つなごうとすると逃げる、など。このような子どもでも、うたいながら、

   次はここをさわるよ、と予測し意識することで、触らせてくれたり、触れ合い

   遊びを楽しむことができることがあります。

    もうひとつの要素は、模倣を促すこと。おとなの真似をして自分のほっぺに

   手をあて、模倣を見せてくれるでしょう。模倣は学習の基礎になるものです。

    もうひとつの要素は、大人と向かい合い目をあわせながら、相手にあわせたり、

   歌に合わせたりすることで、コミュニケーションの基本、「合わせる」ということを

   遊びながら自然にできるということです。♪たべたら~~~うまかろう♪とわざと

   のばして歌い、合わせることを楽しんでみて下さい。


   わらべ歌には、昔の人の子育ての知恵と伝承が沢山詰まっているのですね。


   

   

        




    

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