レッスン内容のご案内

1.アセスメント
 レッスンの内容は、個人のニーズによって違いますので、まずはニーズの理解から始めます。そして、生徒さんを理解したいと常に願っています。
 遊びを通じて観察したり、保護者の方の子育ての歴史やご要望をお聞きしたり、丁寧にアセスメントいたします。子どもは自分の成長、発達に何が必要であるかを知っています。初めは楽器との関わりからでない子もいるでしょう。

ピアノのレッスンが受けたい、音符が読めるようになりたい、聴音やソルフェージュなど、音楽の学びの為の技術を身に付けたい、音楽遊びを通じてより音楽を楽しみたい、いろいろな楽器に触れたい、音楽を聴いたり、歌ったり、身体を動かしたりしたい。

 音楽と友だちになる方法は十人十色ですよね!わたしはこんな風に友だちになりたい、を聞かせてくださいね。


2.色々な音楽を聴く  色々な楽器に触れる 
 叩いて音の出る楽器、はじく事で音の出る楽器、吹く事で音が出るものもあれば、こする事や振る事で音が出る楽器もあります。まずは、音と友だちにまりましょう。聴くことも、立派な音楽体験。ピアノだけでなく色々な楽器の生の音をききましょう。そして楽器に触ってみましょう。一生懸命に楽器と関わる子どもたちは、遊びながら成長、発達していきます。
 楽器をいくつかご紹介しましょう。
優しい音のするマラカス。
楽器を持つ方向によって音がかわります。
リゾネーターバー。
子ども達に人気のある楽器です。なんといっても音が美しい。
鳴らしたいがために、手を使うことが自然と上手になっていきます。
ギターは弾いても叩いても、こすっても音が出ます。自分の思いをのせた弾き語りを聞かせてくれる子も。
子どもは自分で弾き方を工夫し、大きな音、きれいな音を出そうとし始めます。いつの間にか指先が器用に使えるようになって、大人がびっくりすることがあります。
カズーという楽器です。
口にくわえてしゃべるとおもしろい音がでます。

ギロとキーボード。
こすることで音の出る楽器です。民族楽器はどれも味があり、子ども達に人気があります。
座位がとれなくても、おとなの膝に座って一緒にキーボードを弾くことができます。
スライドホイッスル。
吹きながらスライドすることで音程がかわります。
ダン・モイ。
ベトナムの山岳地帯の民族楽器です。唇に金属部を触れさせながら弾きます。口の中の形を変えたり舌を動かすことで音に変化がでます。
フレームドラム


                      キンダーハープ
   ペンタトニックという音階で作られた小さなハープです。私たちが普段使っている音階は、「ドレミファソラシド」の7つの音でできていますが、ペンタトニックの音階はドとファがありません。この音階はどんな順番で音を出しても、にごらないのが特徴です。それは、子ども達がどんな順番で音を出して遊んでも美しく聴こえる、ということです。曲を教えられた通りに弾くのではなく、曲が生まれるのです。


3.粗大運動
 トランポリンやバルーン、回転椅子などを使用して学びの土台となる身体と脳を作りましょう。子どもたちは音楽に合わせて飛ぶことが大好きです。この活動では驚くほどいろいろな効果を得ています。その一つは自分の中心線を知るということです。身体の中心線を自分の身体と脳で体験することで、バランス感覚を得ます。バランスがとれていることは身体にも心にも心地よい土台となります。



4. ピアノレッスン
 ピアノが弾けるようになりたい、楽譜が読めるようになりたい、そんな方も個人の特徴や、スピードに合わせてレッスンいたします。初めからピアノの椅子に座れなくても、集中力が持続しなくても大丈夫。ゆっくりピアノと仲良しになっていきましょう。読譜のための教材もいろいろ準備しています。オリジナル教材が必要な方には、楽譜も個人個人に合わせて作っています。
 聴音 ソルフェージュ 和声(伴奏付け)なども学べます。ピアノを弾くことだけでなく、音楽を学ぶ為の、基礎になる技能を身に付けることを目指している生徒さんも、頑張っています。
 


5. わらべうた遊び


「あがり目 さがり目」「おつむてんてん」「いない いないばー」など、誰でも耳にしたことがあることばは、わらべうたの歌詞です。

 わらべうた遊びには、昔の人の子育ての知恵が沢山詰まっています。わらべうた遊びの中でことばが引き出されたり、模倣が引き出されたりします。なぜ、わらべうた遊びは子どもの発達によりそえるのでしょうか。

五感(見る 聞く 嗅ぐ 味わう 触れる)というのはよく知られていますが、日ごろ私たちが意識しないでいる感覚に基礎感覚というものがあります。触覚(皮膚からの感覚)、固有覚(力の調節などをつかさどっている感覚)、平衡感覚(通称バランス感覚)の3種類です。
 わらべうた遊びはこの3種類の基礎感覚をやさしく刺激します。
 また子どもは愛されている、愛に包まれるている、という実感を持つことができ、大人にとっては、この子はかけがいのない大事な子、と日々新たに感じさせてくれる、そんな経験になっていきます。

6. モンテッソーリ教育
 20世紀初頭にマリア・モンテッソーリというイタリア人の女医によって考案されたのがモンテッソーリ教育。
知的障害児へ感覚教育を施し効果を得たモンテッソーリ。その後、その情熱は通常発達の子ども達に注がれ、そこでもおおきな成果を得ました。彼女自身も好奇心が旺盛な女性で、子どもの知的好奇心を観察し、それに応える活動を準備するのが大人の役割であることを提言しました。
「子どもには自分を育てる能力が備わっている」事を前提になされるモンテッソーリ教育は、子どもの選びを大事に考え、子どもの主体性を尊重し、子どもの自立、発達を促します。モンテッソーリの教具には、子どもたちの繊細な五感を柔らかに刺激する工夫がなされています。ラルゴミュージックスクールでは、モンテッソーリの考えに基づいて子どもを観察し、教材を準備しています。


円柱さし、という名前の感覚教具です。はめる、はまる、そしてピッタリはまる
         という感覚は、気持ちのいい達成感を得ることができます。



         





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